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豪邸じゃないけど建築家に頼んでいいの?

豪邸も普通の家も、やることは全く同じ

ー私が家を建てるとしたら、間違いなく豪邸ではないんですが、普通の家を建てる相談でも建築家にしていいんですか?

もちろん大丈夫ですよ。今までに設計した住宅の最小の敷地面積は11坪でした。最近は15坪、20坪の敷地面積での住宅を設計しました。どの住宅も「数字以上に広い印象の家が出来た」と建主さんに喜んでいただきました。

ー素朴な疑問なんですが、建築家として設計するにあたって、豪邸と普通の家でやることは変わりますか?

それが全く一緒なんですよね。「お客さんの要望を感じ取って形にする」ということなので。

ーそうなんですか!豪邸の方がやりがいがあるのかと思っていました。

どの仕事もやりがいはありますけど、敷地が狭かったり、予算が少ない案件はどうやりくりするかが腕の見せ所だったりするわけですよ。

以前、14.5坪の狭小敷地でご家族4人の住宅をご依頼いただいたんですが、リビングに小さなデッキテラスを繋げることで広く感じさせたり、屋上に眺めの良い大きなデッキテラスを設けたり。

狭さを感じない「生活」をつくるということですね。

ー生活をつくる!建物の設計ってそういうことなんですか?

建築家は「建物をデザインする人」と思われがちなんですが、人生をどう楽しむかをデザインする仕事だと思っています。

ですからお客様と初めてお会いする時は色々な話をしますよ。「トイレで本を読みますか」とか。

ーえ?トイレで本を読むか読まないかで何か変わるんですか?

そういう話をするのって、「トイレをどうするか」という意味だけで聞いてるわけじゃないんです。

▼▼続きは第2回で▼▼

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