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建築家に相談する時って何をどう話せばいいの?

建築家との打合せは、難しく考えずに「普段の暮らし」を話そう

ー前回「豪邸じゃなく、普通の家でも建築家に相談していい」という話を伺いました。でもいざ相談しようと思うと、何から話したらいいのか分からないんですが。

心配なさらなくて大丈夫ですよ。僕もそうなんですが、建築家の側でご希望シートみたいなものを用意していて、それに沿ってお話を伺うのが一般的だと思います。

もちろん具体的な土地を想定した話や、ご希望の間取りがある場合は、それをお話しいただくのも歓迎です。ただ、どちらかというと僕らは「その人の暮らし方」を一番聞きたいですね。

ーだから「トイレで本を読みますか?」って聞くんですか!?

それってトイレだけの話じゃないんですよ(笑)。その人が普段どんな暮らしをしているかを知る「きっかけ」です。

例えばお客さんが「そうなんです、トイレで本読みます」という話なら、棚作りましょうかという提案も出来るし、「実は本よりマンガが大好きで数百冊あるんです。」という話が出てくれば、部屋の収納でどう対応するか考えたりね。

ーそんな細かいことまで考えてくれるんですか!?

そうですよ。建築家と家をつくる意味って、そのご家族にピッタリの心地よく暮らせる空間を追求するってことですから。

ご家族の生活の部分、部分を聞いていくと、「こういうものが欲しいんだね」っていうのが見えてきますから、それをいかに感じ取ってプランに生かすかだと思ってます。

例えば、最近は在宅勤務が増えて「ワーキングスペースがほしい」というご要望が多くなってますよね。建売住宅でも見かけるし、ハウスメーカーや大工さんに頼めばまあ普通のものを作ってもらえるじゃないですか。

だけど、ご主人ひとりで使うのか、他の家族も使うのか、オープンな空間がいいのかORクローズの方がいいのか、ワーキングスペースに対する要望は色々あるわけですよ。そういったものを丁寧にヒアリングしていくことで、よりご家族の暮らしに合う提案をするっていうのが僕らの仕事なんです。

ー全然知らなかったです。建築家のイメージが変わりました。ハウスメーカーの話が少し出ましたが、建築家との違いを教えてもらってもいいですか?建築家の方が高いってことですかね?

う~ん。ハウスメーカーの方が逆に高いかな?(笑)

ーそうなんですか!?

もちろん内容にもよりますし、ハウスメーカーにはハウスメーカーの良さがあります。違いを理解して選んでいただくといいと思いますよ。

▼▼続きは第3回で(更新予定)▼▼

 

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